活動拠点となるリノベーション施設での地域創生
Tryoutでは、茨城県かすみがうら市の地域おこし協力隊として2023年から実施している町おこし事業の一環として、使用されていない空き家を改修し、地域の交流拠点に生まれ変わらせました。坂771-1に位置するこの施設は、レンタルスペースとシェアキッチンの機能を併せ持ち、地域住民と来訪者が共に活用できる場として運営されています。改修工事では建物の構造を活かしながら現代的な設備を導入し、多目的に使用できる空間設計を実現しました。朝8時から夜8時まで年間無休で開放しており、気軽に立ち寄れる雰囲気づくりに配慮しています。
施設を訪れた利用者からは「想像していたよりも設備が整っていて驚いた」という声が多く聞かれます。特にシェアキッチンの調理器具や食器類については、家庭用とは異なる業務レベルの機材を揃えており、本格的な料理制作にも対応可能です。地域外からの来訪者も増加傾向にあり、かすみがうら市の新たな魅力発信拠点としての役割も担っています。
多世代参加型の体験プログラム運営
料理教室やワークショップの企画では、参加者の年齢制限を設けない方針を採用しています。子供から高齢者まで同じ空間で学び合う環境を作ることで、世代を超えた交流が自然に生まれる仕組みを構築しました。調理体験では地元の食材を積極的に使用し、参加者がかすみがうら市の農産物の特色を実感できるメニュー構成にしています。手作り体験についても、季節に応じた素材を活用したプログラムを定期開催しており、リピート参加する方も少なくありません。
野外での体験活動では市内の自然環境を舞台に、参加者が地域の魅力を肌で感じられる内容を心がけています。これまでに開催した活動では、普段は気づかない地域資源の価値を再発見する参加者が多く見られました。個人的には、多世代が一緒になって取り組む姿を間近で見ていると、地域コミュニティの可能性を実感する瞬間が数多くあります。
協力隊経験を基盤とした持続的地域発展への取り組み
地域おこし協力隊での活動を通じて構築した地域住民との関係性を土台に、外部からの視点を取り入れた地域発展のアプローチを実践しています。住民の皆さんと密接に連携しながら、地域が持つ固有の特性や潜在的な価値を具体的な形で表現する事業モデルの構築に取り組んでいます。町おこしという大きな目標に向けて、小さな変化の積み重ねを重視し、地域ブランドの向上につながる活動を継続的に展開しています。地域内の様々な課題に対しては、一つずつ着実に対処していく姿勢で臨んでいます。
住民の方々からは「新しいことを始めるきっかけができた」という感想をいただくことが増えており、これまでチャレンジする機会がなかった分野に踏み出す方が現れています。協力隊としての任期中に培った経験とネットワークを活かし、地域内外の人材が相互に協力し合える体制づくりを進めています。こうした取り組みが、将来的に自立したコミュニティの形成につながることを目指しています。
利用者に合わせたサービス設計と運営体制
創作活動や趣味の実践から商業目的での利用まで、多様な用途に対応できるサービス体系を整備しています。利用者との個別相談では、具体的な使用目的や必要な設備について詳しくヒアリングを行い、それぞれの要望に最も適したプランを提案しています。継続的な利用を希望される方には、使用頻度や時間帯を考慮したカスタマイズされたサービスパッケージを用意しており、効率的な施設活用をサポートしています。年間無休での営業により、利用者の都合に合わせた柔軟な対応を可能にしています。
「新しいことに挑戦してみたい」という気持ちを持つ全ての人に開かれた環境づくりを心がけています。地域住民と市外からの来訪者が分け隔てなく利用できる完全オープンな運営方針により、多様なバックグラウンドを持つ人々の出会いと交流が促進されています。正直、当初想定していた以上に様々な分野の方々に利用していただいており、地域の可能性の広がりを日々実感しています。


