印刷からグッズまで、グループの生産基盤が支える価格と速度
印刷全般、印鑑等のサプライ品、紙卸商、製本加工、動画撮影・編集制作——株式会社元倶楽部はこれらを手がけるグループ会社群のスケールメリットを背景に、コストと納期の両面で競争力のある提案を組み立てている。資材の仕入れから加工・仕上げまでがグループ内で完結するため、外部委託によるマージンや日程調整のロスが発生しにくい構造になっている。注文書や請求書などのビジネスフォーム、DMハガキ、商品券、チラシ、ポスターといった多彩な印刷物を扱い、ロット数や仕様の細かな希望にも応じている。埼玉を拠点にしながら、こうしたグループ連携の厚みが対応範囲を広げている。
個人的には、紙卸商まで含めたグループ構成はかなり珍しいと感じた。印刷会社が製本や加工の工程を内製化するケースはあるものの、原材料の調達段階からコントロールできる体制は価格交渉力に直結する。「見積もりを出してもらったら、想定よりかなり抑えられた」という声が取引先から聞かれるのも、この仕組みがあってこそだろう。用紙の選定についても在庫状況を即座に確認できるため、急な仕様変更への対応スピードが落ちにくい。
ドローンからナレーションまで、映像制作の全工程を内包
動画制作の企画・撮影・編集・ナレーション収録まで、株式会社元倶楽部が一括して請け負う。建設・不動産・インフラといった業界向けのドローン空撮にも対応しており、イベントやスポーツ大会、自然風景の記録映像など撮影ジャンルは広い。PR動画、採用動画、商品プロモーション動画といった制作実績が蓄積されており、目的ごとに映像の構成や尺を細かく設計する進め方を取っている。YouTube、SNS、Webサイトなど配信先のプラットフォームに合わせた編集・書き出しにも対応する。
ある企業の採用動画では、ドローンで撮影した社屋全景と現場スタッフのインタビューを組み合わせ、応募数が前年の1.5倍に増えたというエピソードがある。スマートフォンでの視聴を前提にした縦型フォーマットの提案も行っており、若年層へのリーチを意識した設計が求められる案件で採用されるケースが目立つ。映像に字幕やテロップを入れる作業も社内で完結するため、修正の往復回数が少なく済む点を評価する声も多い。
「元〇〇」の経験を活かす人材プロモーション事業
アスリート、アーティスト、タレント、文化人——かつて第一線で活躍した「元〇〇」と呼ばれる人材のセカンドキャリアや情報発信を、株式会社元倶楽部が包括的にバックアップしている。イベントの企画・運営、メディアへのPR・宣伝、チラシやパンフレットの制作、オリジナルグッズや販促ツールのデザインまでを一貫して引き受ける体制を敷いている。動画コンテンツの制作・配信やSNSでの情報発信支援も含まれ、取材・ライティング・出稿といったメディア露出の実務にも踏み込む。講演会やトークイベントの集客設計まで手がけるため、企画段階から相談できる窓口として機能している。
「自分の経験をどう届ければいいか分からなかった」という元アスリートからの依頼で、パンフレット制作とSNS運用をセットで提案した事例がある。結果的に講演依頼の件数が増え、活動の幅が広がったという。この事業は株式会社元倶楽部の社名にも通じる独自の領域で、印刷・映像の制作力をそのまま人材支援に転用できる点が他の広告会社との違いになっている。
フォーム設計から業務改善を引き出す提案型の姿勢
「毎回の発注が手間」「使い勝手が悪い」——そうした現場の不満を起点に、株式会社元倶楽部は業務内容や使用環境を踏まえたフォーム設計の見直しから提案に入る。注文書や納品書、送り状といった帳票類は、記入のしやすさと後工程での処理効率を同時に考慮した設計が求められるため、ヒアリングの段階で運用フローまで確認するという。デザインから印刷・加工・納品まで社内で管理する体制によって、途中段階での仕様変更にも対応しやすい。
「こんなことも頼めるのか」と驚く取引先が少なくないという話を聞く。帳票の改善一つで月間の事務処理時間が数時間単位で短縮された例もあり、コスト削減だけでなく業務効率そのものに踏み込んだ提案が評価されている。「文字・デザイン・映像の力を活かしてお客様の想いと価値を伝える」というコンセプトを掲げる同社にとって、印刷物もまた情報伝達の手段であり、見た目の仕上がりと実用性の両立を常に意識した制作が行われている。


