「イメージ・入口・導線」から逆算する店舗づくり
代表の瀬戸が20年以上の現場経験を通じて体系化したのが、お店のイメージ・入口・導線という3つの軸を起点にした設計手法だ。有限会社ディオプランニングでは、商品の価格帯やブランドの世界観を深く読み解いたうえで、それぞれの軸に対して個別の設計方針を立てている。たとえば贈答用洋菓子の店舗であれば、照明の色温度や素材の質感で信頼感を表現し、ベーカリーなら街並みに溶け込むファサードで「入りやすさ」を優先する。同じ飲食業態でも、扱う商品と客層によって空間の正解はまったく異なるという考え方が根底にある。
個人的には、看板ひとつにもブランドの価格帯を反映させるという話が印象的だった。来店客が店頭に立った瞬間に「ここは自分向けの店だ」と感じる仕掛けを、視覚要素の積み重ねで設計しているという。こうした意図的な空間設計が購買意欲に直結し、売上の底上げにつながったという声はクライアントから多く聞かれるそうだ。埼玉周辺の店舗案件を中心に、地域ごとの消費傾向まで踏まえた提案を行っている。
平成14年設立、店舗・オフィス・住宅の内装を一貫して手がける
有限会社ディオプランニングは平成14年7月1日に設立され、店舗プロデュースを主軸に事業を展開してきた。対象は店舗にとどまらず、オフィスや住宅の内装プランニングデザインおよび施工工事一式まで請け負っている。業種・業態を横断した施工実績が蓄積されており、異なる分野のノウハウを店舗設計にフィードバックできる点が同社の厚みになっている。ウェブサイトでは過去の施工事例を写真付きで公開し、どんな店舗をどう仕上げたかを具体的に確認できる。
事務所は東京都練馬区石神井町7-27-19センチュリー石神106号、石神井公園駅から徒歩約12分の場所に構えている。営業時間は9時から20時で、日曜・祝日が定休日。資本金300万円、取引銀行は三菱東京UFJ銀行大泉支店ときらぼし銀行石神井支店という財務体制のもとで運営されている。
開業前の不安を減らす料金設計と情報公開
初回相談料33,000円という金額をウェブサイト上で明示しているのは、相談のハードルを下げるための意図的な設計だ。店舗開業を控えたオーナーにとって、専門家への相談は「いくらかかるかわからない」という不透明さがネックになりやすい。有限会社ディオプランニングはその心理的障壁を取り除くため、料金体系を事前に開示している。開業準備中の方だけでなく、既存店舗の改装や運営改善を検討しているオーナーにも相談窓口を開放している。
「費用感が最初からわかるので相談しやすかった」という利用者の声は少なくないようだ。長年の業界経験から蓄積された知識をベースに、店舗オーナーが陥りやすい失敗パターンを事前に洗い出す実践的なアドバイスを提供している。ウェブサイトでは開業に役立つ情報も発信しており、相談前の段階から専門知識に触れられる仕組みが整っている。こうした情報開示の姿勢が、初めて店舗を持つオーナーの安心材料になっているという。
地域の空気を読む設計が生むリピート案件
埼玉周辺を中心としたエリアで店舗設計を手がけるなかで、有限会社ディオプランニングが重視しているのは地域の文化的背景や消費傾向の読み解きだ。同じチェーン業態であっても出店するエリアの住民層によって内装の方向性を変えるべきだという姿勢で、画一的なテンプレート設計とは距離を置いている。周辺の街並みとの調和を意識したファサードデザインや、地元客の行動パターンに合わせた導線計画など、土地に根ざした提案が多い。商品そのものの見え方が変わることで、客単価や再来店率に影響が出ると感じるオーナーも多いという。
ある店舗では、入口の位置とショーケースの角度を数十センチ単位で調整したことで、通行客の視線が自然に商品へ向かう導線が生まれたそうだ。こうした細かい設計判断の積み重ねが、結果としてリピート依頼や紹介案件につながっている。20年超の施工経験から導き出された判断基準は、図面上の理論だけでは到達しにくい領域にある。クライアントとの打ち合わせでは、現地の人通りや周辺店舗の雰囲気まで話題にのぼるという。


