1級塗装技能士が手がける専門施工の現場
滋賀県大津市を拠点とするトータルペイントには、国家資格である1級塗装技能士を取得した職人が在籍している。建物の素材や劣化状況を見極めたうえで下地処理の方法や塗料を選定し、耐久性と仕上がりの美しさを両立させた施工を行う。屋根や外壁の状態は一棟ごとに異なるため、現場判断の精度が施工品質を大きく左右する。長年の実務で培われた目利きが、塗膜の持ちや色ムラの出にくさといった結果に直結している。
個人的には、資格の有無よりも「現場で何を見て、どう判断しているか」を具体的に説明してくれる姿勢が印象的だった。素材ごとの吸い込み具合や気温・湿度による乾燥時間の違いなど、打ち合わせの段階で細かく共有してくれるという声が利用者から目立つ。塗装は完了後に内部の処理を確認しづらい工事だけに、こうした過程の透明性が依頼者側の安心感につながっている。工程ごとの写真記録を残す運用も、施工後のやり取りを円滑にする一因になっている。
モルタル造形とエイジング塗装という選択肢
住宅や店舗の外壁・屋根を塗り替える一般的な建築塗装に加え、トータルペイントはモルタル造形やエイジング塗装といった特殊技術を扱っている。モルタル造形では、壁面にレンガ調や石積み調の立体的な意匠を施し、既製品では出せない質感を建物に与える。一方のエイジング塗装は、新築やリフォーム直後の外装にあえて経年変化の風合いを加え、アンティークやヴィンテージの雰囲気を作り出す技法だ。どちらも職人の手作業に依存する領域で、仕上がりの再現性に差が出やすい。
たとえば飲食店の新規開業時に、ファサードをエイジング塗装で仕上げて開店初日から「年季の入った雰囲気」を演出するケースがある。看板まわりにモルタル造形を組み合わせれば、通りがかりの視線を引きつける外観が一度の工事で完成する。トータルペイントはサンデコ認定施工店の資格を持ち、この特殊塗料システムの取り扱いに関して厳格な基準をクリアしている。住宅オーナーだけでなく商業施設の設計者からの相談も受け付けており、用途に応じたデザイン提案まで対応範囲に含まれる。
施工前の説明と予算設計に時間をかける理由
塗装工事は外から見える仕上がりだけでなく、下地の状態把握や塗料の選定段階でコストと耐用年数が大きく変わる。トータルペイントでは、現地調査後に建物の劣化箇所・施工範囲・使用塗料の候補を資料にまとめ、費用の内訳とあわせて提示する流れを取っている。工事中の追加費用が発生しにくい見積もり設計は、予算管理を重視する依頼者にとって判断材料になる。疑問点をその場で解消できるよう、専門スタッフが同席する対面での打ち合わせを基本としている。
「見積もりの段階で塗料ごとの耐用年数の違いをグラフで見せてもらえたので、10年単位のコスト比較がしやすかった」という利用者の声がある。説明が丁寧だと感じる依頼者が多い背景には、施工後のクレームや認識違いを未然に防ぎたいという現場側の意図がある。滋賀県大津市という地域で継続的に依頼を受けるには、一度の取引で終わらない関係づくりが欠かせない。紹介経由の問い合わせが一定数あるのも、こうした事前対応の積み重ねによるものだろう。
ブログ・コラムを通じた塗装知識の公開
トータルペイントは自社サイト上でブログやコラムを定期的に更新し、外壁や屋根のメンテナンスに関する実用的な情報を公開している。塗り替え時期の目安、塗料の種類ごとの性能差、劣化サインの見分け方など、依頼前の段階で判断材料になる内容が中心だ。サンデコ認定施工店としての専門知識を交えた記事もあり、特殊塗装に関心を持つ層への入口として機能している。地域の施工事例を写真つきで紹介する投稿は、仕上がりイメージを具体的に把握したい人に向けた構成になっている。
採用情報の発信も並行して行っており、職人の育成や技術継承に関する姿勢が読み取れる内容が混ざっている。塗装業界は慢性的な人手不足が指摘される分野で、若手の参入を促す情報発信は業界全体にとっても意味がある取り組みだろう。記事の更新頻度やテーマの幅から、施工以外の活動にも一定のリソースを割いていることがわかる。


